こんな症状はありませんか?
- 物の名前が思い出せなくなった
- しまい忘れや置き忘れが多くなった
- 財布やクレジットカードなど、大切な物をよく失くすようになった
- 時間や場所の感覚が不確かになってきた
- 何度も同じことを言ったり、聞いたりする
- 慣れている場所なのに、道に迷った
- 薬の管理ができなくなった
- 以前好きだったことや、趣味に対する興味が薄れた
- 鍋を焦がしたり、水道を閉め忘れたりが目立つようになった など
認知症とは
最近、もの忘れが気になるという方は多いのではないでしょうか?
自分のもの忘れが年齢相応なのか、それとも認知症なのか?
また、徘徊、昼夜逆転、妄想などの「認知症周辺症状」が介護上問題になることがあります。
当院では、問診、血液検査、認知機能検査を行い、認知症かどうかの診断を行い、必要な場合には外部の連携医療機関に依頼して頭部画像検査をおこないます。
その後、診断に基づいた治療とともに、ご本人やご家族へのアドバイスをおこなう他、生活面、各種社会資源の利用についてのご相談も承っています。
アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症は、アミロイドβ(ベータ)などの特殊なたんぱく質が脳に蓄積することで神経細胞が壊れてしまい、脳の機能異常を起こす病気です。
アルツハイマー型は認知症のなかでも一番多いタイプで、男性よりも女性に多く見受けられます。
脳血管型認知症
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など、脳血管性の疾患によって、脳の血管が詰まったり出血したりして脳細胞に酸素が十分にいき届かなくなり脳細胞が死んでしまい発症するタイプの認知症です。
レビー小体型認知症
レビー小体という異常なたんぱく質が神経細胞内に認められる疾患です。
初期にはもの忘れが軽度な割に幻視などの精神症状が強いことがあり、認知症が見過ごされることもあります。
パーキンソン症状(手が震える、動作が遅くなる、小刻みに歩く等)が特徴です。
前頭側頭型認知症
若い人に多いタイプの認知症で、物忘れよりも人格変化が目立ちます。