このような症状はありませんか?
- 周囲に誰もいないのに悪口が聞こえてくる
- 誰かに見張られている 追われている
- 外を歩くと、人の視線が気になる
- 自分の意思に反して、誰かに思考や体を操られてしまっている
- 自分の考えていることが他人に知れわたっている
- 喜怒哀楽が乏しくなる
- 意欲や気力が低下し、興味や関心を示さなくなる
- 言葉数が極端に少なくなる
- 他者とのかかわり合いを避けるようになる
統合失調症とは
統合失調症は、幻聴や妄想といった症状が特徴的な病気です。およそ100人に1人の割合と頻度の高い病気ですが、新薬の開発により多くの方が回復できる病気になりました。
主な症状について
統合失調症にはいくつかの症状がみられますが、代表的なものとして「陽性症状」と「陰性症状」、および「認知機能障害」があります。
陽性症状
陽性症状とは、幻覚や幻聴、妄想などです。具体的には、存在しない声が聞こえたり、現実には無いものをあるように感じたり、あり得ないことを信じ込んだりする症状を言います。
陰性症状
喜ぶ、怒る、哀しむなどの感情が乏しくなり、表情の変化も少なくなるのが陰性症状です。陽性症状とは反対に、あるはずのものが低下している状態をいいます。
また、意欲が減退し、何事に対しても関心が薄くなり、身だしなみにも無頓着になります。他者とのコミュニケーションも避けるようになります。
認知機能障害
統合失調症の患者さんは、記憶したり、注意を集中させたり、計画を立てたり、判断したりする能力、いわゆる認知機能の部分が低下する傾向があります。